禅寺小僧

日々の記です。

エライめにあった。

hekigyokuan2005-01-15

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 おとついのこと、お墓をきれいにしようと、
砂利を取りにいってエライめにあってしまった。
冬の日の落ちるのは早い。暗くなってから
クルマで砂利のところを走っていくと、
何やら不吉な予感。まあ、出れるだろうと
タカをくくってたら、前に進めなくなっていた。
バックはできるんで、バックしてみたけれど
とうとうニッチもサッチもいかなくなった。
空は暗くなってくる、タイヤは空廻して白煙をあげる、
ゴムの情けない臭いが漂って、おまけにどこか遠くで、
犬の鳴き声までしやがる。誰もいない山で。
傾いた座席の中、なんとも心細かったよ。
カッコ悪いことになってしまった。。
やるせない。
スコップでタイヤの下を掘ったり、木の枝を差し込んだりで
白煙あげつつ、何とか脱出したときは
忙しいのに何してんやろ、と思った。
しかし久しぶりにドキドキしたね。
面白かった。今思えば。
写真でも撮とっきゃ笑えたのだろうけど、
残念ながらそんな余裕なかった。
俺もまだまだ修行が足りないみたい。
先輩の和尚さんには、自信がないのが一番アカンやないか!
といわれて耳が痛いけれど、
まあ、今のとこ、というかいまだに
そんなもんですわ。
                   .
せ。



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