禅寺小僧

日々の記です。

竹取物語

竹やぶ

 竹を取りにいった。
木の樽のたがが弛んでしまって、
水漏れするんで
樽屋さんにもっていったのだけど、
おじいちゃんの調子がもう一つ、で、
竹薮で竹を切ったりするのができない。
それでおじいちゃんといっしょに竹を取りにいくことになった。
なんでも爺様は竹をさわっていると元気がでてくるそうで、
その感じはなんとなく、僕にも分かる。
竹って凄く生命力が強いし、春に天を目指して太い棹が
のんのんズイズイ、倒れもせずに伸びてゆくのは
なんとも不思議な風景だ。
何にもせんでも真っ直ぐな棒がとれるし、
表面はピカピカだし、振り回すにも手頃であるし、、
なんだかいいことずくめだな。
手入れのしてある竹薮はサッパリしていて、綺麗だしな。
地面に落ちている乾いた竹の葉の感じも好きだな。
タケノコも取れるし。
子供の頃、家のスグ裏が竹薮で、道を隔てた向かいも竹薮だった。
風の強い夜、布団に入っていると真っ黒な竹藪が
ザワザワ音をたてて、うねりながら、覆いかぶさってくるのは
なんだか恐ろしかった、お化けがでそうで。
今はそんなことも無くなってしまった。

せ。

12月に取材があったのですけど、
「voluntar ぼらんた−る」 という雑誌で
うちの座禅会のことなんかがとりあげられてます。
私のカメラもデカデカとのっております。
表紙は私の剃りたてホヤホヤの頭です。
売上げが落ちないか、が、ちょっと心配です。
置いてある本屋が少ないようですのが
ホームページで見れます。
http://www.volun-net.com/
ちょっとコソバイですけど。