紫式部(以下姫という)は越前守藤原為時の娘であります。 生まれつきさとく、かしこくその才能の高いことは早くから 顕著でありました。 (その一例を申し述べると) 姫の兄藤原惟規が読書している時、姫がかたわらにいて 暗誦しましたところ一字も言い落と…
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