禅寺小僧

日々の記です。

祇園祭











なんやかんやで祭りの手伝いをさせていただいて、もう、8年になる。一年に一回だけど、もうそんなになるのかなって信じられないけど、数えてみるとやっぱりそうだ。大工の親方、左官屋さん、元船乗りの内装屋さんらは、近頃毎年、来年はこの世にいとるかどうかわからんデと、おっしゃる。ひょんなことでチームに入れていただいたのは親方の奥さんに誘われたからで、こっちもエエ加減なもんだから、最初は神さんのとこに仏さんの人が来てもエエのかいな〜なんて言われてた。でも祇園祭祇園祇園精舎祇園のことなのだから、これって仏教語なんだし、神さんだけど仏さんとも縁があるんだな。


蔵から出してきた部材を組み合わせ、楔を打ち、縄で巻いて、芯に生きた青松を立てる。この松は神さんの依り代だ。巡行の朝、神さんにいらっしゃるところに傘を立てる。山の命は、神様にいてもらうための松と傘なんだとおもう。先頭に鉾が行くのは、武器の鋒でお祓いをしてもらうためなんだろうな、なんて今年は思ってる。












たまたま通りがかられた先輩に写真を撮っていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/narutakiso/ ←その先の京都へ...京都写真板
写真はこう撮るのだな〜文字はこう書くのか〜と勉強させてもらってはいるんですが、なかなか真似はできません。絢爛たる祇園祭の記事も沢山載せてらっしゃいます。
ありがとうございます。
巡行の日の早朝、柵(ラチ)を外して、山が出れるようにして、町内の方々が会所にかざられていた飾りを山につけて、道路を横切って張りめぐらされた邪魔な電線を持ち上げて、ようやく集合場所の四条どおりまで出て行った頃。
裏方はそろそろ、出来るところから後かたずけを始めているのです。



















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