禅寺小僧

日々の記です。

茶香服(ちゃかぶき)










宋の時代に中国で始まった茶香服は日本でも南北朝時代から室町時代にかけて、お茶を飲む習慣があった貴族や武士たちの遊びとして流行しました。栄西禅師から明恵上人に受け継がれ京都一帯のお茶を「本茶」、その他の産地を「非茶」として飲み分けたことが始まりです。当時は茶香服といわずに闘茶といいました。現在は茶業界の技術向上や一般の方が楽しむために形を変えています。


競技説明
玉露二種・煎茶三種を用い、それぞれに花鳥風月客と名前をつけます。
花 京都玉露
鳥 八女玉露
風 京都煎茶
月 静岡煎茶
客 鹿児島煎茶


5種類のお茶で利き茶します。
茶香服は匂い、味の特徴を出すために熱湯で行います。














お茶を入れた5つの拝見盆を順にまわします。(お茶の匂いを嗅いでください)
競技がスタートします。
煎じ手がお茶10グラムを急須に入れます。
熱湯をさし、90秒経ったものを茶碗に注ぎ、配い手が運びます。
手元に受け取り、
匂いを感じ、
味を確かめ、
札を入れて頂きます。
一回戦5点満点を3回おこない、15点満点で競います。お茶はお出ししては回収します。













一煎目は5種類のお茶がすべて出てきます。
お茶の色、
お茶の匂い、
茶の味
目で見て、鼻を利かせ、舌で味わう!
五感フル回転です。


4番目のお茶を飲み、札を入れた時点で5番目の札が残りますので、4番目のお茶を飲んだら、5番目も札も入れていただきます。
2回戦と3回戦は4種類しか飲めません。つまり毎回1種類のお茶が隠れるわけです、ここが難しいところです。














はじめて茶香服をやりましたが、
はたして、成績は如何に!
乞う!
ご期待!!







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