禅寺小僧

日々の記です。

神々のはなし










口承文芸のことを読んでたら、津島佑子さんの文章にあった。「アイヌの生活は自然界と対抗するものではなく、共存を願うものなので、その生活に関する動植物、場所、道具など、すべてに神を認めている。そしてその数だけ、カムイ・ユカラが存在することになる。火、水、風、雷、大空、クマ、フクロウ、キツネ、ウサギ、サメ、シャチ、サケ、ムジナ、クモ、カエル、ホタル、家、船などなど。本来は、天上の世界にその神々は住んでいて、地上には、それぞれの姿を着物のようにまとっておりてくる、とされている。」なかなかいいですね。戦うのでなくて共存するのならばすべてが神様になってしまう。つまり、共存させていただきますってことなんですかね。












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