禅寺小僧

日々の記です。

かなり待って










国境という名前のほんとうに今も県境の村まで、バスで。湖ぞいのせまい旧街道をゆくんだけど、あんまり店はなかった。帰りによれるようなところはなくて、もちろんコンビニもあるはずなかった。その昔は越前若狭と近江をつなぐ物流で栄えたところで。道沿いにきれいな家が並んで、今はひっそりと静かにしている。一軒、小さい造り酒屋があって竹生島ののぼりが立っている。いい名前のお酒だ。












今いるのがスキー場のところで、これから乗鞍岳三国山明王の禿、赤坂山と登って、赤坂山から降りるか寒風までいってから降りるのかはその時の時間次第でいこうってことになった。意義ありません。まったくそのとおりです。禿げハゲになって露岩むきだしの明王のハゲに行きたい。けどこのあたりは花の多い山だそうで、駅でバス待ちのときに話してた大阪から来たって人は、今日はカタクリの花を見に来たんだと。昔きたときいっぱい咲いてたそうで、案内所でひつこく情報を聞いておられた。もう低地にはなくて山まで登らんとないらしい。この人は毎年2月には座禅草って花をこのあたりに見るって言ってた。














花に会いに山に行くって、素敵な人であるな。
だいぶ早くに家を出たっていってた。














天気はいい。









224806