自転車を漕いで
なぜだかわからんけれど、西大路なんだというのは、わかっている。
御池通りが西大路にぶつかるところで、御池通りはここで行き止まりになっている。
ほんとうはそんなことないんだけど、そうなっている。
もちろん周りの風景は実際とまったく違う。
コンクリートのような路面を自転車で登ってゆくのだけど、脚力が低下していて
なかなか登るのに苦労しているんだ。道路には何故か線路が敷設されていて、しかも
複線で、さらに軌道の幅が拡かった。市電の線路の幅ではない。
自転車を漕いでゆくと、道路の上の線路上に蒸気機関車が走っている。
しかも機関車だけ一両で。さらに道を登ってゆくと、ホバークラフトの
ようなスカートをつけた車両が線路の上を走っていた。
あちこちを走ってゆくと、今まであまり気にとめなかったけれど、キリスト教の
教会が京都にはたくさんあって、しかも立派なレンガ建ての建物も多いことに気が
ついた。神社仏閣のほかにも教会も京都の名物であったんだな。
どこかの中学か高校に行く。都ホテルが南に見えたから、その北のあたりなんだと
思う。学生さんの写真を撮ってあげてたんだった。デジカメで撮ってるはずなのに
二眼レフで撮ったみたいになっていた。その写真をあげると、こんど就職なんで
頼りにしてます。よろしくお願いします、って言われる。和尚さんの人脈だったら、
とか言われるが、そんなものは何もない。なんかの勘違いなんだろう。
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