車で迎えにきてもらった。

説明を聞きながら、流れ去る街の写真を撮ってると、止めましょうか？と言ってくれる。

自分の見たものを撮れればそれでいいと、思っているから。すごい写真を撮りたいわけでもなし、
また撮れるわけでもなし。それでもちょっと車を停めてくれたりする。

道端はすきまなく駐車だらけで、古いアパートは駐車場がないから道に停めるしかなくて、
場所は取り合いらしい。帰ってきて夜に停めたら、朝、自分の車は昨日どこに停めたかいな？？
わからんようになることがちょいちょいある、とか。

大きな通りに面したアパートに着いたら、あたりは暗くなっていて、夜のはじまり。

何人か集まってくれていて、シャンパンを抜いてもらう。みんな日本文化が好きな人達で、
全員、武道をしている人達で、合気道、居合道、弓道のほか、体術って言う人もいる。？？
体術って古い言葉やなあ、と思って聞いてみると、柔術、つまり柔道のことだった。

シャンパンいただいて、お茶飲んで、日本酒もちょっともらって、アパートのとなりの
レストランでみんなでご飯を食べる。このへんの人は週末の夜は家でご飯を食べないのです、
って言った。

なんでフランスの人は日本が好きなんですか？

昔からですよ。
そういうDNAがあるんです。
アールヌーボーもそうだし、印象派が日本から影響を受けたのもそう。
昔から日本が好きなのです。

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