禅寺小僧

日々の記です。

声をとおす








寄り道っていうのが結構あって、道をそれたあたりで、
一人で声をとおしたりする。
別にこのときはお経をあげたりするわけでもなかったり
するんだけど、とりあえず地面に坐禅の格好で坐ったり
して、「ノ〜〜〜〜〜」とか言って始めることが多いな、
お経を挙こすときのはじまりの音ではあるんだけど。












ああそうだな、音を通してるんだな、
お経の音やら、風の音、鳥の声、沢のせせらぎ。
地べたに坐ってからだの中に通して、同調しながら
リズムを取り戻してゆく。
そこのところを昔の人は天地と一体になるとか言ったん
ではないかな。そんな意識があるんでは。
釈尊だって最初は山の中の菩提樹の下で修行されたのだし
これもいいでは、というか必要なことなんや。
歩いてるだけではなくて、じっくり落ち着いてせんと。
ただ遊んでいるだけではない??











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