禅寺小僧

日々の記です。

景気が悪くなったら。









このまま景気が悪くなったら、
「私らにとっては追い風ですよ。」
と話す。


就職が無く、それやったら寺に入ろうって人も出てくるんと
ちゃう?これは新人獲得のチャンスですよ。ここはなんにも
変わりませんからね。
畑耕したりして、出来るだけ自給自足して、ガスを買わずに
薪作って、その辺のもの食べて、托鉢に出てというやり方な
らやっていけるじゃないですか。












ここは厳しすぎるから無理ですけれど、こんな生活を若い
うちにいろんな人にしてもらいたいんですよ。
もったいないって世間では言いますけど、自分で手ェ動か
してたら、自分で苦労して作ってたら、菜っ葉一枚でも、
薪の一本でも、無駄にできないですよ。カマドの蓋が開い
てたら、熱がもったいないって思うわけじゃないですか。












今はみんな分かれて住んでますけど、資源が減ってきたら
みんなで集まって住むより仕方ないでしょうね。風呂でも
水とガスつかって各家庭で焚いてますけど、資源が減って
きたら、共同ということになるでしょう。
食事もそうするんですよ。みんなで集まって仕事を分担し
てやれば、余った時間が出てくるから修行もできるわけじ
ゃないですか。


それにここに来ていろんな仕事をすれば、全てなんの仕事
でも得意という奴はいませんよ。器用な奴でも。その中で
真面目に、勤勉に、自分のこととして取り組んでいくこと
が大事、ということがわかるだけでも、いいと思うんでけど。


共同生活したらいい、って。
なかなかアジア的発想です。