禅寺小僧

日々の記です。

祭りのあとの。





何年か四条通りの月鉾町の事務所で働いていたときは、
祇園祭のときはやっかいで、仕事を終わって帰ろうと
地下鉄に向おうとするのだけど、下から祭り見物の人が
大挙して上がってきて、降りられなくなってしまう。
だからなるべく出張するようにしてました。




それでも先輩のブログに祭りのことが書かれていると、
いつもは違う町内の祭りだから、なんて言ってても
なんとなく行きたくなってきて、ついでに寄ることにした。



夕方、もう巡行はとっくに終わっていて、早くも山鉾の解体が
はじまっている。







町では、倉庫にかたずけてる最中で、
バラバラの部品に戻ってゆく。








祭りのあとの寂しさ、などは感じない。
車も通らない静かな長い午後。







それでも巡行に使った草鞋や縄が用を終わって
ビニール袋に入れられていて、
終わっちまったのか、と思う。


来年は巡行日夕方の御輿渡御を見物してみたい。