禅寺小僧

日々の記です。

祇園祭



若い人たちにさそわれて久しぶりに
祇園祭宵山にいってきた。
やまないシトシト雨のなか、二階に上がり、
そこから鉾の上に上げてもらうと、
装飾のほどこされた鉾の上では大人に混じって
沢山の子供がいて、彼らが演奏する
太鼓、笛、カネの音で溢れかえり、
夏の、うれしいような、さみしいような音がする。


町屋の中にあがったり、路地の奥で子供から蝋燭を
買ってたててもらったりしたが、
カネのたてる音を聞いていると、この祭りは町衆の
祭りなんだな、という思いがヒシヒシよぎる。


帰り道、仕出屋さんの店先で知り合いの板前さんに
呼び止められると、炭でうなぎ焼いても儲からんのですわ。
とか言っていた。
道端で、ビールをごちそうになった。