禅寺小僧

日々の記です。

狸の穴





柚子を採る。
勝手生えの木のようで、大きさも小さいし、種も多い
けれど、緑の葉と黄色い果実は、冬ののどかないい景色。
この頃は川の畑まで行くのがなかなかできないで、かわりに
庭先を眺めている。ゆずはポン酢かなんかに使えるだろう。









川に着いたのは日没近くの4時40分で、5時10分にはもう、
手元が暗くなって、空に月が輝く。いろいろしたいことは多い
のだけど、残念ながら諦める。隣の藪を開拓した人がいて、そこに
いたタヌキが梅林に引っ越してきやがった。出入り口やら空気抜きの
穴やらがあって、人間の土地を我が物放題にする、夜の主役は奴ら
なんだろう。