禅寺小僧

日々の記です。

餅は餅屋、なのかねえ。

 アンテナにある、『無理問答』は写真についていろいろと
教えていただいているお師匠さんのブログなのでありますが、
どれもこれも、タメ息の出る美しさで、氏の感性のファインダー
には、こう写ってるのか、と改めて感じ入ります。凄い。
 

 コマーシャルの甲斐あって、ぞくぞく観光客が京都に押し寄せて
いる模様、ですがわが禅寺は相変わらず。いつもどおり。ですね。
ブロアーっていうエンジンで空気を出す、落葉掃除機の音がちょっと、
騒がしいくらいですね。坐禅していると近所の観光寺院から聞こえてきます。
こっちは適当なところで切り上げてます。明日も明後日もあるわけですしね。


 今年も山茶花が咲き出して、内心、嬉しい。
なんとなく気分が乗らない日、風邪の人も多い日で、
「風邪の時に坐禅はあんまりよくない。
だいたい風邪をひくようなときは気血が下っているのだ。
だから鼻水がでたり、咳をしたり、咽喉が痛くなったり、首が回らんかったり、
上半身の調子が落ちるやろ。(実は最近はお腹の風邪が多いんだけど)
そんなときに坐禅をするとさらに気血を下げるから、もっと鼻水がでるぞ。」
と講釈をたれ、
修行はヤメや!と庭にでて体を動かすことにした。
最初、庭木の剪定屑を集めていたが、サザンカと椿を剪定しよう、
ということになって、木に登ってもらって、下から指示することにした。
「その枝はいらん、ふつう切るゾ、なんできらんのじゃ。」
とかやっていたが、みんなに、
「餅は餅屋って言いますよ。」とかいわれてまかすことにした。


 結局、なかなかカッコよくなってきた。
今年は枝が少なくなったけど、将来が楽しみであるな。