禅寺小僧

日々の記です。

夜遊び

hekigyokuan2006-11-16

 日が暮れるのは早くなり、体にはいってくる空気も冷えてきて、
夜空が高くなった。京都の街じゃ星はあんまり見えないけれど、
子供の頃の、田舎の、頭の上に落ちてきそうな星空を思い浮かべる。
そして、アラビアンナイト千夜一夜物語。メールから始めたものがたりも
不思議なことになんとなく、続き、いまは、はてなダイアリーで書いていて、
300回くらいになってると思うが、「はてな?誰にあてて書いてるんだっけナ?」
っていう気もしてくるわな。ほんとはホームページを作らんといかんのやけどねえ。
なかなかできん。性格的に本格的なことは向いとらんのかもしれませんわな。


 今は丁度、夜警から帰ってきたところで、拍子木を叩いて、寺の中や、
表通りを歩いて廻る。一人で、夜中、歩くのは案外楽しいことで、
一日を終えた安堵を感じる一瞬でもある。健康のためのウォーキング
とかやなくて、散歩のようなものやけど、人気のない、夜の広大な寺域、
車と人の行きかう大通りを、懐中電灯と拍子木で歩く。夜の真言というのも
あって、「オンバサンバ、エンテイシュヤジン、ソワカ」っていうんやけど、
ようするに「守夜」シュヤやわな。魑魅魍魎が寄って来ないように歩くんやが、
気持ち的には追い込み漁をするような気持ちでやってるからなあ。
向こうから人が来やはっても、なんとなくよけていかはるな。
夜の船岡山に上ってもそうや。眼には見えんが、魑魅魍魎も避けてどっか
行っとることやろう。


 本当は仕事は残っていて、こんな日記やなくてかかなあかんのがあるんやけど、
気が進まん。なんとなくヤメにする。


今日はおつかれさまでした。おやすみなさい。