禅寺小僧

日々の記です。

太陽の味

 寺で作る納豆もいよいよ終盤。もう一息というところ。
だいたい今年のはちょっと始めるのも遅かったのだと思うが、
まあ何とか完成しそうですな。味噌でも醤油でも発酵食品は
冬に作るのに名品が多いのだけど、寺納豆は昔から夏作りだ。
もともとは○○寺納豆と、寺の名前がついていたのだけど、
近年、ちかくの料理屋さんが○○寺という名称がつく食品の
商標登録をしたそうで、勝手に○○寺の名前を使ってはいかん
ことになった。トラブルになるのもイヤだから今は「寺納豆」
と言っているけど中身、製法、製造用具、木の箱に引っ付いている
だろう、納豆菌まで昔とおんなじです。変りません。そのままです。
最近は菓子の中に混ぜるのが流行っているようなのですけれど、
製造目標としては、お粥のトッピングに、と思っております。
もしくは酒の肴にする人もいます。ワインにも、
「フルーティでない、しっかりした、年代を積んだのに、合う。」
のだそうで、(某ワイン評論家談)ワインのことは良くわかりませんが
寺納豆じたいがそのような味なんでしょう。
                       
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せ。