禅寺小僧

日々の記です。

脳味噌にやさしい。

hekigyokuan2005-09-15

 涼しくなってきたね。季節の変わり目がうれしくて、タキイまで種を買いにいってきた。そんなに大したもんを買うんでないから、近所でもいいんだけど、野菜ガイドというタダで配っている冊子が欲しくて、四条まで行ってきた。種はいちおう安もんの水菜の種を買った。157円やった。野菜ガイドって何かというとだな、タキイで売っている野菜の種を育てたときの写真と説明なんかが載っているだけの宣伝冊子だけど、夜眠る前なんかにコレを眺めていると非常に気分がいいんだ。誰が書いとるのか知らんが、種の袋の裏にかいてある宣伝文というのは、いいことばかり夢のようなこと、、、病気につよくて、おいしくて、沢山とれて、オールマイティですみたいに並べてある。後ろのほうに小さく、栽培条件、天候等により・・・と断ってあるとおり、ウチの貧弱な畑に播いてみてその通りに育ったことは決して、ない。現実には。だけど、蒲団の上に寝転んでカタログみてる間だけはうまくいきそうにおもえる夢がある。写真の野菜や水みずしく、一つの虫食いもなくて美しく、たった今収穫したかのような気がしてくる。幻のような夢やろ、と言われれば確かにそうだし、そんな無駄な時間をヤメてその間に違うことをしたらチョットはタメになるのに、、ともおもわんでもないけど、仏教書なんかを読む、って気分でもちっともないし。それよりも気の抜ける、頭つかわんでいい、本を眺めるのが精神の健康にいいんでは??アタマを使ってクリエイティブな仕事、というよりは間違えんようにって気を使っての一日が終わったものの、なんとなく遣り残したような、もてあましているような気分がして、それでいて建設的な勉強もしたくなくなった夜、野菜の本を眺めるのがいいですぜ。罪がなくて。オーバヒート気味の脳味噌をなだめます。ハラの足しにはならんけどインドア??ガーデナーというのもよろしいよ。ぱらぱらめくったらあとは安心して眠るだけ。