禅寺小僧

日々の記です。

贅沢

hekigyokuan2005-07-02

雨が降るようになって涼しくなった。ただ、スモモに雨があたって裂果したのがあるのが残念。なかなか都合よくいかん。朝、ジャムにしてみたら、やっぱり去年より甘さひかえめになっとった。
          
坐禅から始まって、音楽があり、そのあと一人で舞台から降りる。という一場だったけれど、終生忘れ得ないような思い出深い一炷となった。贅沢な一炷として。舞台から降りて客席の裏にでた。打ち合わせではアンコールはしないはずだったけれど、しばらくしてアンコール曲が始まった。客席裏で聴いているとやりきったという思いと感謝の気持ちが溢れだした。一時間、何をしていたか?と問われればやはり何をしていたわけではないのだけれど、けっして不真面目な気持ちで参加したわけじゃなかった。前日、譜面をなぞるような演奏はしたくない、演奏していて聴衆に曲を感じさせるようではいけない。という話をしていたけれど、譜面をなぞるような坐禅をしなかったか。坐禅を感じさせたりはしなかったろうか。