禅寺小僧

日々の記です。

気持ち

ベトナムストリートチルドレンを支援している団体が
日本にあって、その集会をウチでやることになった。
そこで少しハナシをしてくれ、といわれたんで
「お経をあげるよ。」といったんだけど
やっぱり話のほうがいいらしい。しかもボランティアについて、
だという。なかなか難しいな。
ふだんボランティアするよりされてる方だし。
いつのころからか、ボランティアという言葉が日本に
移入されて、定着した感があるけれど、
ボランティアという言葉を在来の簡単な日本語に変換したら
「気持ち」なのだろうか。
社会奉仕というご立派な看板があって、NPO法人もどんどん
設立されていうだろうけど、その根本のところは
他人に対する、気持ちや思いやりであるだろう、と思う。
キリスト教圏であれば使命としてされるんだろうか。
そういった使命感をもった人々の組織だった活動で
世界はよくなっていくのだろうけど、
私としては会場を提供したのも
若いにもかかわらず社会活動をなさっていて
自分がその歳のときにはそんなこと考えてもいなかった。。
と思って、寺もその日は空いているし、
ベトナムのことはさっぱしわからないけれど
眼の前の若者に共感したからだった。