夏の終わりの日は、晴れて、暑いけれど、どことなく気持ちがよかった。 トンネルを抜けて坂を下りてゆくと、海に行き着く出口に村があった。 瓦屋根を漆喰でとめて、海岸の玉石を積んだだけの垣根に囲まれた家は 懐かしい昭和の漁村のいでたちだった。 海は…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。