禅寺小僧

日々の記です。

匂いは何処かへ

hekigyokuan2006-10-06

アロマセラピーをしている人に会ったので、
アロマのことをちょっと調べてみた。
ハーブオイルなどの匂いを使って、リラックスしたり、
治療したりするようなのだけど、
Parts氏のいうとおりお寺に来たら、
「鼻が利く。」んなら、案外それだけでも
リラックス効果があるかもしれない。
アロマの匂いは脳のどこかに作用して、脳内から何らかの物質が
分泌されることで、身心がリラックスするらしいのだけど
坊さんとして寺で何をみているか、というと
呼吸の深さを感じたりしている。
普段気がつかないかもしれないけれど、
アースを10秒間まいただけで、呼吸は無意識に浅くなってくる。
坐禅するときは線香を焚くんだけど、線香の匂いは呼吸を深くしてくれる
ようにも感じている。(もう、クセになっているから
線香の匂いがしたらそれだけで深い呼吸になるのかもしれないけれど。)
匂いだけでなくて、場所にもそんな場があって、
そこに寺が建てられているような気もするんだけど、
そんなことを思う人は、あんまりいないみたいやな。